センター教員・修了生らの論文が『CGHE Working Paperシリーズ』に掲載されました

当センターの黄福涛教授、金良善准教授、外国人研究生の周宜澄さん、修了生の陳麗蘭講師(早稲田大学)、小竹雅子准教授(三重大学)、元センター教員の李昕准教授(広島大学)のほか、Juliet Thondhlana教授(英国ノッティンガム大学)、Nicola Savvides上級講師(英国バース大学)による共同研究成果が、このたびオックスフォード大学教育学部の『CGHE Working Paperシリーズ』(No.123、2026年)に掲載されました。

掲載論文のタイトルは、「Strategically Managed Internationalization under Geopolitical Change: Institutional Responses by Research-Intensive Universities in Australia, China, Japan, South Korea, the United Kingdom, and the United States」です。

本ワーキングペーパーは、地政学的競争の激化や研究セキュリティへの関心の高まり、政府による高等教育への関与強化といった国際環境の変化が、大学の国際化にどのような影響を及ぼしているのかを分析したものです。オーストラリア、中国、日本、韓国、英国、米国の6か国・19の研究大学を対象に比較分析を行い、地政学的変化は大学の国際化を後退させるのではなく、その推進方法やガバナンスのあり方を変化させていることを明らかにしました。

また、本研究では、こうした変化を捉える新たな概念として「Strategically Managed Internationalization(SMI:戦略的に管理された国際化)」を提唱しています。SMIは、①戦略的統合、②パートナーシップ・ポートフォリオ管理、③組織的調整、④リスク・ガバナンス、⑤適応能力の5つの側面から構成されており、大学が学術的開放性、研究セキュリティ、組織的レジリエンス、国際協力をいかに両立させようとしているかを示しています。

なお、本研究は、JSPS科研費プロジェクト「地政学的な変化に対応した高等教育国際化に関する比較研究」(研究課題番号:24KK0049、国際共同研究加速基金〈海外連携研究〉、研究代表者:黄福涛・広島大学教授)の一環として実施されました。

論文全文は、以下よりご覧いただけます。