(概要)
文部科学省戦略的研究推進経費による研究
<略:戦略的研究プロジェクト> (2008~2012、2013~2021年度)
21世紀知識基盤社会における大学・大学院改革の 具体的方策に関する研究 -2007年骨太方針を踏まえて-
本プロジェクトは、わが国の大学・大学院を21世紀知識基盤社会にふさわしい形に改め、地域や世界に貢献する高度な能力を備えた人材を養成しうる高等教育システムを構築するため、「経済財政改革の基本方針2007」(2007年骨太の方針)を踏まえ、大学・大学院改革のための具体策に関する研究を行うことを目的に、文部科学省特別教育研究経費(戦略的研究推進経費)を得て、2008年度から5カ年計画で実施しました。 具体的テーマは、①世界トップレベルの大学院教育の改革、②知識基盤社会における人材養成と教育の質保証、③高等教育の国際化・グルーバル化,④大学の機能別分化・多様化の四つの観点から研究を進め、併せて、⑤国立大学や地方大学の充実を目指す改革、⑥競争的資金の拡充と効率的な配分、そして⑦国立大学法人運営費交付金の改革など、広く大学・大学院教育改革の課題を研究して参りました。 これまでの活動成果として、①エビデンス・ベースの研究活動の遂行 ②国際ワークショップの開催(7回)、③研究成果物の刊行(10種類)です。期待される効果は、①大学・大学院改革の方向性の明示、②高等教育政策立案の有力な根拠、③グローバル化・知識基盤社会における国際競争力の確保です。
■ プロジェクトリーダーより
広島大学高等教育研究開発センター長 小林 信一
2008年から開始された本プロジェクトは2013年で完了しましたが、引き続き上記の研究課題に取り組んで参ります。今後は、大学の教育研究の生産性、大学のファイナンスの変化と求められるガバナンス・マネージメントのあり方など、これまでに展開した研究をさらに国際的・学際的な共同研究へと拡張し、高等教育研究者および実務家のための研究のアリーナとなるよう、努めて参りたいと存じます。どうぞご期待下さい。
■公募型国際・国内共同研究推進事業
(2019年度~)
2018年度まで、「高等教育研究開発センターの国際共同研究推進事業-大学における教育研究の生産性向上に関する国際共同研究-」(2016~2018年度)として推進して参りました事業は、2019年度より、本戦略的研究プロジェクトの一環として新たに推進することとなりました。
■ 研究成果報告書
【戦略的研究プロジェクトシリーズ】
戦略プロジェクトシリーズⅠ~Ⅹ
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【国際ワークショップ会議録】
International Seminar Reports No.14, 16, 18, 19, 21
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