お祝いコメント/米澤 彰純

東北大学 国際戦略室 教授
米澤 彰純

 

広島大学高等教育研究開発センター創立50周年へのお祝いメッセージ

米澤 彰純(東北大学 国際戦略室 教授)

 

 高等教育研究開発センター50周年おめでとうございます 。私は1997年の10月から2001年3月にかけて大学・高等教育評価論の助教授・

准教授として在籍いたしました。 高等教育研究の専門家としてのキャリアを歩み始めたばかりの頃に、テニュアで長期的な視野に立った

研究活動ができたことに大変感謝しております。

 なお、センター自身は、大学教育研究センターから高等教育研究開発センターに改組された時期でもあり、在籍中はやや複雑な思いや危機

意識を持っていたのも事実です。 しかし、結果として、その後も綿々と研究が積み重ねられ、50年長きにわたって発展されてきたことを大変

心強く思う次第です。

 私がセンターに在籍した1990年代は高等教育研究が人数としては拡大しながら職業としてはより実践的開発的な分野の広がりが顕著であった

時代だと思います。私自身も評価、質保証、ファカルティデベロップメント、Institutional Research などの分野に常に部分的な関わりつつ

基本的には比較・国際の領域で、自分なりの高等教育研究の在り方というものについて模索する状況が続いております。

 コロナ禍で、オンラインでの参加の機会が増えたことは、個人的には大変ありがたいことと考えております。今後のますますのセンターの

ご発展をお祈り申し上げます。