櫻井勇介准教授の執筆論文「The post-2010s transformation of Japanese study abroad: A particular focus on outbound programs」が『International Student Mobility in Japan』に掲載されましたので、ご紹介いたします。
詳細は、こちらからご覧いただけます。
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Sakurai, Y. (2024). The post-2010s transformation of Japanese study abroad: A particular focus on outbound programs. In S. Kondo, Y. Sengoku, R. Nakano, & A. Okada (Eds.), International student mobility in Japan: Higher education in the era of the new normal (pp. 60-76). Routledge.
タイトル:2010年代以降の日本の大学留学プログラムの変容:アウトバウンドに注目して
概要:日本の大学はグローバル人材育成のため、様々な取り組みを進めてきた。本章は特に2010年前後に相次いだトップダウン型政策に対応した日本の高等教育における海外留学プログラムの展開について理解を深めることを目的とする。さらに、既存の研究が主に受入外国人留学生の経験に焦点を当てていたことを踏まえ、比較的研究蓄積の少ない日本人学生の海外留学プログラムでの経験に着目した研究成果を概観する。そして、日本の高等教育機関における海外留学プログラムが直面する課題と潜在的機会を明確にし、その成果と課題についての継続的な学術的調査の必要性について議論する。