☆申し込みを締め切りました
下記の通り、公開研究会を開催しますので、ご案内いたします。
関心のある方は、下記フォームよりお申込みください。
■日時:2024年11月20日(水)13:30~17:30
■場所:対面(定員10名)+オンライン形式(Zoom)
広島大学きてみんさいラボ(広島JPビルディング内2階)
〒732-0822 広島県広島市南区松原町2番62号
※対面会場は広島市になります。ご注意ください。
※お申込みされた方には参加用URLを前日までにご連絡いたします。
■テーマ:ポスト真実時代における陰謀論と疑似科学の構造
■司会・進行:樊 怡舟(広島大学)
■講演者:劉 菡儀(広島大学大学院)百木 漠(関西大学)山本 耕平(国際経済労働研究所)
■言語:日本語
■概要:客観的な事実よりも感情や個人的信念が世論形成に大きな影響を及ぼす「ポスト真実」と言われる時代になった。陰謀論や疑似科学的言説に対して、ファクターチェックの無力さと教育的介入のガラパゴス化が一層浮き彫りになり、知識基盤社会の基礎そのものの脆弱性が窺われる。陰謀論・疑似科学をめぐって科学社会学・科学哲学が行ってきた従来的な検討を、「ポスト真実」の時代特徴を意識した政治学・社会学的考察へ拡張することが期待される。
本研究会は個別言説の科学的正しさを追求するのではなく、まず陰謀論・疑似科学がどう語られ、いかなるメカニズムで信じられているかについて、より深い理解を試みる。三名の講師によって、陰謀論・疑似科学の構造について、歴史・政治・社会の視点から解読していく。こうした解読の過程において科学的知識の受容という側面を拡張すれば、新たな科学技術が社会の中でどのように展開されていくかという問題、すなわちELSI(倫理的・法的・社会的な課題)とも接続されるであろう。
■プログラム:
13:30~13:35 開会の挨拶本研究会の趣旨説明
13:35~14:05 劉 菡儀(広島大学大学院)「中国における『偽科学』(疑似科学)概念の変遷」
14:10~15:10 百木 漠(関西大学)「『物語』としての陰謀論――アーレント思想から見るポスト真実」
15:15~16:15 山本 耕平(国際経済労働研究所)「後期近代における科学の正統性調達の課題:陰謀論的言説の受容に関する定量的分析から」
16:20~16:40 野内 玲(広島大学) コメント・論点整理
16:40~17:30 総合討論兼質疑応答
■共催:広島大学未来共創科学研究本部共創科学基盤センター
■その他:
・本研究会は、以下の研究助成を受けて開催しております。
〇JP23K12797(研究代表者:樊怡舟「数理モデルに基づく「学修成果」指標の開発と応用」)
〇JP22K18591(研究代表者:村澤昌崇「社会科学の計量分析再考:“説明”の評価と解釈に関する数理的開発と検証」)
〇JP24K00387(研究代表者:村澤昌崇「大学生の非学習型活動・逸脱行動の可視化:量的質的方法の応用開発と倫理的課題の解決」)
・参加費は無料です。(申し込み締切:11月19日(火)正午)
・本セミナーについては、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。
開催時刻までにインターネット環境、PC等端末(Webカメラ、マイクが必要)のご用意をお願いいたします。
・Zoomにログインする時には、IDに姓名を使用してください。
参加申し込み登録者のお名前と違う場合、入室を許可されない場合がございます。
・各自のPC機能等により録画された動画の公開は許可されておりませんのでご留意ください。
・前日までに参加方法のメールが届かない場合は、下記アドレスまでお問合せください。
高等教育研究開発センター <k-kokyo(at)office.hiroshima-u.ac.jp>
(at)を@に置き換えてください。