第52回 研究員集会『Society5.0時代における大学院教育-その将来像と課題-』(11月8日(金)開催)のご案内

★申し込みを締め切りました

第52回の研究員集会についてご案内いたします。
今年度は『Society5.0時代における大学院教育-その将来像と課題-』をテーマに広島大学キャンパス内での通常の対面形式とZoom配信を併用したハイブリッド形式で行います。
参加を希望される方は、下記お申し込みフォームよりお願いいたします。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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第52回 研究員集会『Society5.0時代における大学院教育-その将来像と課題-』

日時:11月8日(金)13:00~18:00(受付12:30~)

開催方法:ハイブリッド形式(対面+Zoom)
     対面参加は、広島大学学士会館2階 レセプションホール(東広島キャンパスまでのアクセスはこちらをご覧ください)
     オンライン参加の方には、前日までに参加URLを送付いたします。

参加費:無料(情報交換会参加の場合:4,000円)

言語:日本語/英語
   (Zoomにて通訳音声がお聞きいただけます。会場にて通訳音声を聞きたい方は、PC(またはスマホ・タブレット)とイヤホンをお持ちください。

概要:2021年の「第6期科学技術・イノベーション基本計画」において、「持続可能性と強靭性を備え、国民の安全と安心を確保するとともに、一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる社会」としてSociety5.0が再定義された。さらに、そのような社会を実現するため、①国民の安全と安心を確保する持続可能で強靭な社会への変革、②知のフロンティアを開拓し価値創造の源泉となる研究力の強化、③一人ひとりの多様な幸せと課題への挑戦を実現する教育・人材育成、が3本の政策の柱として提示された。
一方、科学技術基本法は、2020年に25年ぶりに実質的な改正が行われ、2021年4月から施行された。法律名が「科学技術・イノベーション基本法」に改められるとともに、その対象に「人文科学のみに係る科学技術」や「イノベーション創出」の概念を追加し、人文・社会科学のみに係るものも法の対象とされ、あらゆる分野の知見を総合的に活用し社会課題に対応していくという方針が示された。これは、科学技術・イノベーション政策が、人文・社会科学と自然科学を含むあらゆる「知」の融合による「総合知」により、人間や社会の総合的理解と課題解決に資する政策となることの必要性と、その方向性を指したものである。
しかしながら、知の最先端である大学院の学生数は、人文・社会科学系は修士課程・博士課程とも、理工農学系は博士課程において、近年減少傾向にあり、特に、博士課程における日本人学生の比率は、急減している。大学院への期待はますます高まっているにもかかわらず、その期待に対応できているとは言い難い。
本年度の研究員集会において、世界の国々、特に日本を含めたアジアの国々では、大学院に対する期待・現状・課題はどのようになっているのか、それらの課題に対してどのように対応しようとしているのかについて、大学院の実践や研究に関わっておられる専門家から情報提供いただき、参加者の皆様と大学院の将来像について検討したい。

プログラム:    ※内容が一部変更になる場合がございます。
12:30-13:00 受付 (Zoomの方は15分前よりログイン可能です)

総合司会:大場 淳(広島大学高等教育研究開発センター)
13:00-13:10 開会挨拶   越智 光夫(広島大学長・IDE大学協会中国・四国支部長) (録画)
13:10-13:20 センタ-長挨拶 小林 信一(広島大学高等教育研究開発センター長)
13:20-13:30 問題提起   大膳 司(広島大学高等教育研究開発センター)

セッション1 基調講演
司会:黄 福涛(広島大学高等教育研究開発センター)

13:30-14:05 『世界の大学院の現状と課題』Glen Jones (トロント大学)
14:05-14:40 『総合知を支える人材:人文科学・社会科学系における大学院教育改革の議論について』  
         横山 広美(東京大学)
14:40-14:50 小休憩

セッション2 情報提供
司会:塚原 修一(関西国際大学)村澤 昌崇(広島大学高等教育研究開発センター)

14:50-15:20 『地方国立大学における理工系大学院教育の現状と課題』塙 雅典(山梨大学)
15:20-15:50 『韓国の大学院教育の現状と課題』Jung Cheol SHIN (ソウル大学校)
15:50-16:20 『中国の大学院教育の現状と課題』Wenqin Shen(北京大学)
16:20-16:50 『日本におけるポストドクターのキャリアと課題』川村 真理(文部科学省科学技術・学術政策研究所)
16:50-17:00 小休憩

総括討論
司会:吉田 香奈(広島大学)野内 玲(広島大学高等教育研究開発センター)

17:00-17:10 コメント1 松繁 寿和(高松大学経営学部教授/大阪大学名誉教授)
17:10-17:20 コメント2 山本 陽介(広島大学名誉教授)
17:20-18:00 質疑応答

18:30-20:00 情報交換会 於:café bar The Earth 会費:4,000円

主催:広島大学高等教育研究開発センター
共催:IDE大学協会中国・四国支部

<注意事項>
・申し込み締切:11月7日(木)正午情報交換会参加希望の方は、10月28日(月)までにお申し込みください。また11月1日(金)以降にキャンセルされる場合は、会費を全額ご負担願います。
・本セミナーについては、ウェブ会議システム(Zoom)を使用して実施いたします。出席者の方は開催時刻までにインターネット環境、PC等端末(Webカメラ、マイクが必要)のご用意をお願いいたします。
・Zoomにログインする時には、IDに姓名を使用してください。参加申し込み登録者のお名前と違う場合、入室を許可されない場合がございます。
・主催者が、記録および会議録出版のために撮影・録音・録画させていただく場合がありますので、御承知おきください。(アーカイブ配信はおこないません)
・各自のPC機能等による講演・資料の保存は許可されておりませんのでご留意ください。
・Zoomにて通訳音声がお聞きいただけます。会場で通訳音声を聞きたい方は、PCとイヤホンをお持ちください。
・前日までに参加方法のメールが届かない場合は、下記アドレスまでお問合せください。
  高等教育研究開発センター <k-kokyo(at)office.hiroshima-u.ac.jp>
  (at)を@に置き換えてください。