【開催案内】11月9日(土)九州大学アドミッションオフィサー養成講座連続セミナー兼 Kyushu University Asia Week 2024 モジュールイベント「公平・公正から考える大学入試(2)—中国、台湾、韓国」(文部科学省教育関係共同利用拠点事業)

【情報提供者: 九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター 谷崎 司さま】

このたび、下記の通り九州大学アドミッションオフィサー養成講座連続セミナー兼 Kyushu University Asia Week 2024 モジュールイベント「公平・公正から考える大学入試(2)—中国、台湾、韓国」(文部科学省教育関係共同利用拠点事業)を開催いたしますので、ご案内申し上げます。

【趣旨】
 大学入学者選抜は、高校生にとって人生のかかった大一番であるがゆえ、学歴主義に代表されるように、アジアをはじめ我が国における大学入学後のトラッキングの固定化/階層化の事実と相まって、受験生側から見た公平性にのみ注目が集まる傾向がある。この場合、受験者 が求める公平性の要求に際限がなくなり、実施者が無限責任を負わされる羽目になることが往々にしてみられる。そのため、健全なテストの公平性に関する議論のためには、テストの実施者側が担保している公平性についての議論・検証も当然ながら必要である。
 「公平・公正から考える大学入試」と題して、連続セミナーを開催する。第二回目は、文部科学省の新井聡先生と田中光晴先生に、中国、台湾、韓国の大学入試制度の特質について講演していただく。大学入試の公平性の議論は、当然のことながら、地域文脈の影響を強く受ける。日本での議論を相対化することが重要であり、本連続セミナーではそうした成果が期待される。

【日時】 令和6年11月9日(土)9:30~12:30

【会場】 オンライン:zoomによる配信

【定員】200名(先着順)

【参加費】 無料

【言語】 日本語

【対象】 世界の大学入試政策に関心のある方、アドミッション全般に関心のある、一般、大学教職員・高校教職員、高校生の方を対象とします。

【参加申込】
九州大学FDポータルよりお申し込みください(令和6年11月1日(金)17:00)
https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/350


【プログラム内容】

《9:30~9:45》 趣旨説明 
木村 拓也(九州大学大学院人間環境学研究院/(独)大学入試センター研究開発部 教授)

《9:45~10:45》 講演1 
新井 聡 (文部科学省 総合教育政策局参事官(調査企画担当)付 外国調査係 係長)
「中国・台湾の大学入学者選抜における『公平性』の担保と『公正感』(仮)」

《10:45~11:45》 講演2
田中 光晴 (文部科学省 総合教育政策局参事官(調査企画担当)付 外国調査係 専門職)
「韓国の大学入学者選抜政策にみる『公正性』:入試改革の争点に着目して(仮)」

《11:45~12:30》 総括討論
新井 聡 (文部科学省 総合教育政策局参事官(調査企画担当)付 外国調査係 係長)
田中 光晴 (文部科学省 総合教育政策局参事官(調査企画担当)付 外国調査係 専門職)
木村 拓也(九州大学大学院人間環境学研究院/大学入試センター研究開発部 教授)

【実施主体】
共催:
九州大学アジア・オセアニア研究教育機構社会クラスター接続・モビリティ・教育モジュール
科学研究費補助金基盤研究B「大学入学者選抜統一試験における制度変容と公正知覚に関する国際比較研究」(研究課題番号:23K22249、研究代表者:九州大学教授木村拓也)

後援:
九州大学韓国研究センター

【問い合わせ先】
九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター
E-mail:kyoten★artsci.kyushu-u.ac.jp(★を@に置き換えて下さい。)
(メールの件名に【11/9アドミッション連続セミナー】と記載して頂けますと幸いです。)

*平成28年7月に、九州大学基幹教育院は「教育関係共同利用拠点」として文部科学省から認定され、その実施組織として「次世代型大学教育開発センター」を設置いたしました。教育関係共同利用拠点とは、多様化する社会と学生のニーズに応えつつ質の高い教育を提供していくために、各大学の有する人的・物的資源の共同利用等を推進するものです。

次世代型大学教育開発センター ウェブサイト:http://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/~cfde/