【情報提供者: 九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター 谷崎 司さま】
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平素より大変お世話になっております。
九州大学基幹教育院次世代型大学教育開発センターでございます。
この度カリキュラム設計担当者養成プログラム 九州大学公開全学FD/SD「学修成果をどのように可視化するか 教育学習改善に資する在り方を問う」を開催いたしますので、ご案内申し上げます。
詳細については下記をご覧ください。
https://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/~cfde/archives/3023
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記
【趣旨】
「学修成果の可視化」とは、学生による学位プログラムの学修目標の達成度を把握する取組であり、その目的は、学生による学習改善、大学による教育改善、及びステークホルダーに対する説明責任を果たすためであるとされています。その際、可視化することができる学修成果には限界があることに鑑みて、「測定のための測定」に陥ることのないように常に意識しながら、多元的な形で推進することが重要とされています(『教学マネジメント指針』22~23頁)。すなわち「学修成果の可視化」は、「教学マネジメント」(大学がその教育目的を達成するために行う管理運営)と同様に、各大学が自らの理念を踏まえて、その責任でそれぞれの実情に応じて創意工夫を凝らしながら構築するものであると言えます。
その一方で、「学修成果の可視化」の実施状況は、日本版の「ディプロマサプリメント」といった具体的な方法を特定した形で問われている現実もあり、大学が創意工夫を凝らして「学修成果の可視化」に取り組むことを狭めている側面も否定することができません。あくまでも学生一人一人の学習改善のため、それぞれの大学の教育改善のために行う取組として、学修成果をどのように可視化するのかを改めて問うことが必要です。
今回は、教育現場において試行錯誤を重ねながら先進的取組を展開してきた専門家をお招きし、それぞれの大学における工夫、到達点と課題について具体的にお話しいただいたうえで、教育学習改善に資する学修成果可視化の在り方についてディスカッションを深め、今後の展望を探ります。
【日時】 令和6年9月27日(金)13:30~17:00
【会場】 ハイフレックス(対面:博多シティ9階会議室4、オンライン:zoomによる配信)
【定員】 対面40名、オンライン300名
【参加費】 無料
【対象】 大学における教学マネジメントに関心のある大学等教職員
【参加申込】
九州大学FDポータルよりお申し込みください(9月20日(木)17:00〆切)
https://ueii.kyushu-u.ac.jp/fdp/event/details/348
【プログラム内容】
13:30~13:40 開会挨拶 園田佳巨(九州大学理事・副学長)
13:40~14:10 基調講演「学修成果の可視化の背景と展望」井上睦子(文部科学省高等教育局国立大学支援課長)
14:10~14:40 講演1「山形大学における学修成果の可視化」浅野茂(山形大学学術研究院 教授)
14:40~15:10 講演2「新潟大学における学修成果の可視化」斎藤有吾(新潟大学教育基盤機構教学マネジメント部門准教授)
15:10~15:40 講演3「九州大学における学修成果の可視化」美馬秀樹(九州大学未来人材育成機構特任教授)
15:40~15:50 【休憩】
15:50~16:05 指定討論 古田和之(九州大学理事・事務局長)
16:05~16:55 質疑応答・ディスカッション
16:55~17:00 閉会挨拶
司会 深堀聰子(九州大学未来人材育成機構教授)、小湊卓夫(九州大学基幹教育院准教授)
【実施主体】
主催:九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター
共催:九州大学 未来人材育成機構
【記事のお問い合わせ先】
九州大学 基幹教育院 次世代型大学教育開発センター
E-mail:kyoten★artsci.kyushu-u.ac.jp(★を@に置き換えて下さい。)
(タイトルに【9/27カリキュラム設計】と記載して頂けますと幸いです。)
*平成28年7月に、九州大学基幹教育院は「教育関係共同利用拠点」として文部科学省から認定され、その実施組織として「次世代型大学教育開発センター」を設置いたしました。教育関係共同利用拠点とは、多様化する社会と学生のニーズに応えつつ質の高い教育を提供していくために、各大学の有する人的・物的資源の共同利用等を推進するものです。
次世代型大学教育開発センター ウェブサイト:http://www.artsci.kyushu-u.ac.jp/~cfde/