櫻井勇介准教授の共著論文が『Developing Researcher Independence Through the Hidden Curriculum』に掲載されました

櫻井勇介准教授の共著論文「Mapping the Learning Opportunities of the Hidden Curriculum for International Doctoral Scholars in Japan. In Developing Researcher Independence Through the Hidden Curriculum」が『Developing Researcher Independence Through the Hidden Curriculum』に掲載されました。

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執筆者:Yusuke Sakurai, Jiawen Han, Xun Zhang
論文タイトル:Mapping the Learning Opportunities of the Hidden Curriculum for International Doctoral Scholars in Japan. In Developing Researcher Independence Through the Hidden Curriculum
掲載書:『Developing Researcher Independence Through the Hidden Curriculum』(pp. 31-40)
出版社:Palgrave Macmillan
オンライン公開日:2023年11月26日
Doi:https://doi.org/10.1007/978-3-031-42875-3_3

【概要】
 受け入れ国の学術的な文脈にあまり馴染みのない博士課程の留学生は、博士課程在学中に得られる学習機会をうまく活用できないことがあります。日本では、博士課程の留学生の数は着実に増加しており、在籍する博士課程の学生の約5分の1が海外から来日しています。日本の知識社会の推進と学術界のプレゼンス向上に向けた一端として、これらの学生の成長を支援する戦略的指導体制を意識することも重要です。本章は、彼らのインフォーマルな学習機会の明確化に貢献するために、Vitaeフレームワークを活用し、「隠れたカリキュラム」における学習機会をマッピングしようと試みました。Vitaeフレームワークは、研究を通して開発され、「知識と知的能力」、「パーソナルスキル」、「研究の管理と組織化」、そして「関与、影響、インパクト」という4つの主要な領域における研究者としての成長を促進するためのツールです。本章は、日本語が流暢な2人の博士課程の留学生が、「隠れたカリキュラム」で提供される学習機会について振り返り、Vitaeフレームワークを参照しながらマッピングしました。本章は、これらの意図されていない学習機会が、博士課程の留学生が日本で学術的なスキルを補完し強化するのにどれほど重要であるかを示し、そのいくつかの例を紹介しています。