【情報提供者:ビズアップ総研 山口豪様】
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
ビズアップ総研でございます。
近年世界の高等教育政策の焦点は「教員の視点に立った教育(Teacher-Centered Education)」から「学生の視点に立った教育(Student-Centered Education)」へと移行し、世界各国の高等教育機関において、教員が学生に「何を教えたか」ではなく、学生が学位プログラムを通して「何ができるようになったか」という成果(アウトカム)を極めて重視した評価(アウトカムアセスメント)が行われるようになってきています。
わが国でも「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」において、高等教育改革の実現すべき方向性として、「学修者本位の教育」への転換が大きく謳われるようになりました。
また、それに続く「教学マネジメント指針」では、その転換を実現するために、一人一人の学生が学位プログラムを通じて得た自らの学びの成果や、大学が学位プログラムを通じて「卒業認定・学位授与の方針」に定められた資質・能力を備えた学生を育成できていることを的確に把握・可視化した上で、その成果を「アセスメントプラン」に則って点検・評価し更なる教育改善につなげていくことが、わが国の全大学に強く要請されるようになりました。
さらに、2018年度からの第3サイクルの機関別認証評価において、ほぼ全ての機関別認証評価機関が「学修成果」に関する点検・評価項目を新たに設定した評価を実施し、2025年度からの第4サイクルの機関別認証評価では、どの機関別認証評価機関においても、「学修成果の設定・把握・可視化」をより一層重視した評価が行われる予定となっています。
このように、わが国の全大学において、「学修成果の把握と可視化(アウトカムアセスメント)」はいまや必須となっています。
しかしながら、その方法については、各大学において試行錯誤が続いているのが現状だと思われます。
こうした状況の中で、学修成果をどのように設定し、把握を行った上で、可視化していけばよいかというお悩みをお持ちの大学教職員の方々が多いのではないでしょうか?
そこで、ビズアップ総研では、高等教育論の泰斗であり、FD・SDのエキスパートである中井俊樹先生をお迎えし、上記のような大学教員や大学職員の方々のお悩みを解決するためのセミナーを開催することといたしました。
▼セミナー内容の詳細はこちら!
https://www.bmc-net.jp/seminar/2023/067/
https://peatix.com/event/3701362/view
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▽ BizWebinar 有料オンラインセミナー 開催概要
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【テーマ】
FD・SDエキスパート中井俊樹教授が解説
いま全大学に求められる学修成果の把握と可視化
~アウトカムアセスメントの基礎と実践~
【日時】
2023/11/15(水) 14:00~16:00(開場13:30)
【開催方法】
Zoomを使用したオンラインセミナー
※リアルタイムでの受講が難しい場合でも、
本講座にお申込みいただければ、研修動画を後日メールにて送付いたします。
【プログラム】
「学修成果をどのように設定し、把握し可視化できるだろうか?」
高等教育政策や第4サイクルの機関別認証評価で強く要請
この喫緊の難題を解決するための
基礎的知識と実践方法を中井俊樹教授が徹底解説!
1. 学修成果の把握と可視化の意義と論点
(1)学修成果の把握と可視化の意義
(2)学修成果の把握と可視化の論点
2. 3つのレベルの「学修成果の把握と可視化」の方法
(1)大学全体レベルの「学修成果の把握と可視化」の方法
(2)学位プログラムレベルの「学修成果の把握と可視化」の方法
(3)授業科目レベルの「学修成果の把握と可視化」の方法
3. 愛媛大学の「学修成果の把握と可視化」の事例の紹介
(1)愛大学生コンピテンシー
(2)学修成果の把握と可視化に関わる計画
(3)アセスメントプラン
(4)学修成果の公開
4. 「学習者本位の教育の実現」に向けて
(1)学修成果の測定結果を教育改善に活用する方法
(2)学生の学修成果の向上を図るために最も大切なこと
(3)本セミナーのまとめ
5. 質疑応答
【セミナーのポイント】
・学修成果とは何か、学修成果がいま求められる背景を初歩から平易に解説いたします。
・3つのレベルの「学修成果の把握と可視化」の方法を習得することができます。
・愛媛大学の「愛大学生コンピテンシー」「アセスメントプラン」などの先進事例を学べます。
「学修成果の設定・把握・可視化」を行う際には、「教学マネジメント指針」にも示されておりますとおり、
以下のような3つのレベルに分けて考えることが必要です。
(1)大学全体レベル:大学の理念・目的を踏まえつつ、全学規模で学修成果を明確にする。
(2)学位プログラムレベル:各学位プログラム単位で、卒業までに学生に習得させる学修成果を定める。
また、それらは大学全体レベルの学修成果とも整合させて設定する。
(3)授業科目レベル:学位プログラムを構成する個々の授業科目での学修成果を具体化する。
また、各授業科目の学修成果を「ルーブリック」などを活用して、学位プログラムレベルの学修成果との連動を保つ。
このように、3つのレベルの学修成果を首尾一貫したロジックでリンクさせることが極めて重要です。
また、「大学全体→学位プログラム→授業科目」とレベルが下降するにつれて、
学修成果はより具体的な記述になり、その学修成果の達成度が「測定可能(アセスメント可能)」であるようにすることが大切です。
本セミナーでは、中井俊樹先生が、学修成果の定義や背景などを押さえた上で、愛媛大学の先進事例をご紹介しながら、
3つのレベルの「学修成果の把握と可視化」の方法に焦点を当てて、その基礎的知識と実践方法を初歩から丁寧にお伝えいたします。
【このような方におススメです】
・全学規模の学修成果をどのように定めればよいかわからず悩んでいる方
・学位プログラム単位での学修成果の可視化の方法に課題を感じている方
・「アセスメントプラン」の自学への導入方法をこの機会に学びたい方
・授業で「ルーブリック評価」を取り入れたいと思っている教員の方
・愛媛大学の「学修成果の設定・把握・可視化」の先進的な取り組みを参考にしたい方
・数値化するのが難しい学修成果をいかに可視化していくかという点に興味のある方
・学修成果の測定のための評価指標・評価方法の開発に取り組んでいる方
・学修成果の測定結果を教育改善にどのように活用すればよいか検討している方
・大学評価室等に所属し、機関別認証評価の業務を担う教員・職員の方
・教務部等に所属し、「学修成果の設定・把握・可視化」の業務を担う職員の方 など
【申込特典】
◇特典1
e-JINZAI for university「大学教育入門」「アクティブラーニング」「教育評価」の
中井先生によるオリジナル研修資料
研修ページはこちら ⇒ https://www.ejinzai.jp/university/webseminar/specialist/university/fd/
◇特典2
「学修成果の設定・把握・可視化」とも関連の深いテーマである
「教学マネジメント」に関する記事、政策文書、定期的調査資料
◇特典3
2022年4月28日開催セミナー「教学マネジメントとFD・SD・教学IRの実質化」と
2021年5月13日開催セミナー「いま全大学に求められる教学マネジメント推進者」の中井先生による
解説資料
セミナーページはこちら
⇒ https://www.bmc-net.jp/seminar/2022/040/
⇒ https://www.bmc-net.jp/seminar/2021/046/
【参加費】
1名様につき 11,000円(税込み)
【申込方法】
以下のサイトページの参加申込みフォームより、お手続きをお願いいたします。
申込みフォームの「事務所名」欄には、「ご所属の機関名」をご記入下さい。
https://www.bmc-net.jp/seminar/2023/067/
https://peatix.com/event/3701362/view
【講師プロフィール】
愛媛大学 教育・学生支援機構 教育企画室 教授 中井 俊樹 先生
専門は高等教育論および人材育成論。
愛媛大学の教育の質向上に向けたFD、SD、IRを始めとした諸活動の企画、実施、評価に加え、
教職員能力開発拠点の活動として他機関における研修や組織開発支援を担当。
大学教育、大学教員、大学の管理運営、看護教育などのテーマの書籍多数。
1970年三重県松阪市に生まれ。1998年名古屋大学高等教育研究センター助手、
2000年同センター講師、2003年同センター助教授、2007年同センター准教授を経て2015年より現職。
教職員能力開発拠点代表者(2021~)、SPOD企画・実施統括者(2021~)、大学教育学会理事(2015~)、
日本高等教育開発協会会長(2022~)、大学教育イノベーション日本代表(2019~)を経験。
2018年度日本高等教育開発協会賞受賞。
【中井俊樹先生からのメッセージ】
近年、わが国の高等教育政策や機関別認証評価で学修成果を把握し可視化することが強く求められています。
形式的に学修成果を把握し可視化することもできますが、
大学や学生にとって意味のあるように導入したいのではないでしょうか。
本セミナーでは、難しい印象がある学修成果というテーマについて、
3つのレベルに分けて、誰にでもわかりやすく解説いたします。
また、貴学の学修成果に関する取り組みのヒントとなるような事例もご紹介いたしますので、
ぜひ多くの方々のご参加をお待ちしております。
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記事のお問い合わせ先
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
当社は、今後も研修サービスをより一層充実させていき、
全国の大学教職員の方々のさらなる資質・向上を積極的に支援してまいります。
今後とも、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
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【本件に関するお問い合わせ】
株式会社ビズアップ総研
https://www.bmc-net.jp/
〒105-7110 東京都港区東新橋1-5-2
汐留シティセンター10F
TEL: 03-3569-0968 FAX: 03-6215-9218
お問い合わせフォーム:
https://www.ejinzai.jp/university/contact/
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