【情報提供者:京都大学渉外部広報課(IDE大学協会近畿支部事務局)中植由里子様】
IDE大学協会は、わが国の高等教育の充実と発展に寄与することを目的に、昭和29年に生まれた民間の研究団体で、東京に本部と全国6地区に支部が置かれています。当支部では、これらの目的を達成するため、大学と社会に関わる諸問題について大学セミナーを実施しております。
このたび、令和4年度事業としてIDE大学セミナーを下記のとおり開催することとなりました。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
【概要】
昨年11月末にOpenAI社がChatGPTのサービスを開始し、今年2月にマイクロソフト社が自社のネット検索サービスBingを通じてChatGPT 4.0をベースにしたBing Chatの提供を始めると、国内でも連日のように生成AIがインターネット上や各種メディアで取り上げられるようになりました。本年度前期、生成AIの教育利用が試行的に進められた日本の大学や各教育機関や学校は少なくなく、多くは組織的な注意喚起の下、授業レベルで教員と学生による試行錯誤が行われたのではないかと思われます。さらに、今年7月13日付で文部科学省高等教育局が発表し関係諸機関に通達した「大学・高専における生成AIの教学面の取扱いについて」の中では、生成AIに関して利活用が想定される場面例や留意すべき観点などが取りまとめられ、今後の状況変化を踏まえ、大学・高等専門学校等の教育機関が主体的に対応することの重要性が強調されています。
現在巻き起こっている生成AIを巡る様々な動きや議論を通じて、私たちはこれからの高等教育の可能性や課題について何を学ぶことができるのでしょうか。本セミナーでは、生成AIの現状と今後の発展の見通し、授業/学部プログラム・大学・大学協議会という3レベルにおける生成AIを活用した教育実践やカリキュラムデザイン・ポリシー策定等に関する話題提供を踏まえ、生成AIやICTを巡る今後の大学教育の可能性や課題について探究し、議論を通じて理解を深めていきます。
【参加対象者】
どなたでもご参加いただけます。
【開催日時】
令和5年9月29日(金) 13:30~17:30
【会場】
キャンパスプラザ京都 2階ホール(京都市下京区西洞院通塩小路下る東塩小路939)
および
オンライン(Zoomウェビナー)
【プログラム】
(開会の挨拶)
湊 長博(IDE 大学協会 近畿支部長・京都大学 総長)
(話題提供)
司会 小山田 耕二(大阪成蹊大学 データサイエンス学部学科長・教授)
・「高等教育機関における生成AI利用のキーポイント」
深澤 良彰(早稲田大学 理工学術院 教授・大学ICT推進協議会前会長)
・「生成系AIで試される大学英語教育の”寿命”
- 立命館大学プロジェクト発信型英語 プログラムの実践から ―」
木村 修平(立命館大学 生命科学部 教授・教学部 副部長<言語教育改革・全学DX担当>)
・「3大学データサイエンスシンポジウムを終えて」
中村 佳正(大阪成蹊大学 学長)
・「大学教育のAIへの向き合い ― 私大連の取組み ―」(仮題)
曄道 佳明(上智大学 学長・日本私立大学連盟副会長)
(全体討議)
司会 高見 茂(京都光華女子大学 学長)
指定討論者 飯吉 透(京都大学 学術情報メディアセンター/大学院教育学研究科教授)
【参加費】
無料
【申込方法】
要事前申し込み(以下のウェブページをご覧ください。)
・開催案内ウェブページ
https://www.ide-web.net/category/event/kinki/
・Web申込フォーム
https://forms.gle/KcEaqzYmijEEeGzw5
申込締切:令和5年9月28日(木)
※定員に達し次第、受付を終了します。
【定員】
会場 90名、Zoomウェビナー 300名(申込先着順)
※ 会場の参加希望者数が定員を超えた場合、Zoomウェビナーによる
オンライン参加をご案内させていただくことがあります。
主催:IDE大学協会近畿支部
記事のお問い合わせ先
京都大学総務部広報課気付 IDE大学協会近畿支部事務局
〒606-8501 京都市左京区吉田本町
TEL/(075)753-2070 FAX/(075)753-2094
E-mail/ide_seminar[at]mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
※[at]を「@」に変えてください。