7月21日開催『SIIEJ2023』での BEVIセッション

【情報提供者:西谷 元(広島大学名誉教授)】

SIIEJ2023
https://siiej.org/#program

日時:7月21日(金)15:10~16:30 (80分)
1.セッションのタイトル
 留学・国際プログラムのアセスメント・PDCA・教育的的介入
ーBEVI利用大学の事例紹介ー

2.セッションの使用言語
 日本語

3.セッションの概要
  The Beliefs, Events, and Values Inventory (BEVI)は、個人が有しているコンピテンシー、信念や価値観を客観的に測定すると同時に、なぜそのような信念・価値観を持っているのかを理解するために用いられている、検定/テスト・ツールで、以下のような特徴を持っています。
・確立した心理学(EI理論)・心理統計学・テスト開発理論に基づき30年以上かけて開発・機能を拡大←学術的基盤(Oxford,Springer からの著作+多言語による論文・博士論文)
・異文化受容性等だけではなく、自己(Self)全体を測定←幅広い分野で活用可能
・質問項目に正解・難易度は非設定←社会的望ましさのバイアス排除・受検時間の短縮
・計8の回答 データの信頼性チェック機能(連続回答データの排除など)
・英語・日本語・スペイン語・中国語(繁体字/簡体字)・ドイツ語版←派遣+受入・混合プログラムでも利用可能
・共通尺度として世界中の多くの大学が採用しているため、国内/国際比較が可能
https://educationabroad.isp.msu.edu/files/2914/9486/1612/Assessing_EA_Outcomes_WhitePaper.pdf
現在BEVIは、文部科学省「大学の国際化促進フォーラム」のプロジェクトの一つに採択されており、60近い大学・高専(世界では欧米を中心に300大学以上)が継続的に利用しています。また、留学・国際プログラムの効果測定のみならず、ディプロマポリシー・中期目標/中期計画の評価基準、世界展開事業(2023年度は4件)、科研申請などで利用されています。
今回のセッションでは、各大学の取り組み実例を中心にご紹介し、全学レベルでのIRとの一体化、より「効果的」な留学/VE/COILプログラムの構築、事前・事後プログラムにおける教育的介入、個人レベルでの留学サポートで役立てていただければと思っています。

全学/大規模プログラムにおけるBEVIの活用例
・東北大学/大阪大学
・創価大学
・叡啓大学
留学/教育プログラムにおけるBEVIの活用例
・玉川大学
・マラヤ大学
・香川大学
・東洋大学
個人へのフィードバック/教育的介入
・静岡大学
・山形大学
測定から研究へ
・広島大学

【お問い合わせ先】
西谷 元(広島大学名誉教授)
E-mail: sakisayagon@gmail.com