7月5日開催 公開研究会(オンライン開催)「社会科学研究における「ミクロ→マクロ」問題-方法論の視座から-」のご案内

★申し込みを締め切りました

下記の通り、公開研究会を開催しますので、ご案内いたします。

■日時:2023年7月5日(水)13:00~15:00

■場所:オンライン形式(Zoom)
    ※お申込みされた方には参加用URLを前日までにご連絡いたします。

■テーマ:高等教育研究資源ナショナルセンター企画 
「社会科学研究における「ミクロ→マクロ」問題-方法論の視座から-」

■講演者:康凱翔(広島大学)、樊怡舟(広島大学)

■コメンテーター:筒井淳也(立命館大学)、林岳彦(国立環境研究所)

■司会:村澤昌崇(広島大学)、中尾走(広島市立大学)

■言語:日本語

■概要:政策科学としてより複雑な事象に対する全面的な理解が求められる中、高等教育研究はミクロ・マクロ両方の視点を備え持つ問題意識が期待される。また、高等教育の政策・制度を研究対象とする際に、「脱連結」の指摘があるように、ミクロとマクロの不条理が引き起こす規範と実践との隔たりは、奇しくもミクロ・マクロ接続に改めて注目することの重要性を反例的に示唆している。
本報告は、ミクロ・マクロ問題に内蔵する不条理について、高等教育のみならず、社会学・経済学等の分野での既存の議論を踏まえつつ、社会科学方法論の視座から着目し、「ミクロ→マクロ」に含まれるメカニズムと矛盾を定量的に記述することの難点について整理しながら、そういった問題点に対するシミュレーション研究、特にABM(Agent Based Model)の応用可能性と限界を論じていく。
※本研究は、康凱翔・樊怡舟,2023,「『ミクロ→マクロ』に関する方法論的検討」『大学論集』55集、73-91頁を元にしております:https://doi.org/10.15027/53923

■プログラム

13:00- 挨拶
村澤昌崇(広島大学高等教育研究開発センター・副センター長/高等教育研究資源ナショナルセンター・センター長)

13:05-
研究報告:「社会科学研究における「ミクロ→マクロ」問題-方法論の視座から-」
康凱翔(広島大学大学院)・樊怡舟(広島大学高等教育研究開発センター・特任研究員)

※参加者を交えての質疑応答を含め最大で15時まで

■その他:
・本研究会は、高等教育研究資源ナショナルセンターの一環として開催されます。
・本研究は以下のJSPS科研費の助成を受けて開催しております。
〇JP20H01643(研究代表者:村澤昌崇,「EBPMの批判的検討を通じた高等教育政策・研究の高度化とEIPMへの展開可能性」)
○JP22K18591(研究代表者:村澤昌崇,「社会科学の計量分析再考:“説明”の評価と解釈に関する数理的開発と検証」))
・参加費は無料です。(申し込み締切:7月4日(火)正午)
・本セミナーについては、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。開催時刻までにインターネット環境、PC等端末(Webカメラ、マイクが必要)のご用意をお願いいたします。
・Zoomにログインする時には、IDに姓名を使用してください。参加申し込み登録者のお名前と違う場合、入室を許可されない場合がございます。
・各自のPC機能等により録画された動画の公開は許可されておりませんのでご留意ください。
・前日までに参加方法のメールが届かない場合は、下記アドレスまでお問合せください。

  高等教育研究開発センター <k-kokyo(at)office.hiroshima-u.ac.jp>
  (at)を@に置き換えてください。

■申込みは以下のフォームよりお願いします (※申し込みが完了したら受付完了のメールが届きます。届かない場合は、申し込みが完了していませんので、ご注意ください。)