10月16日(土)開催 2021年度公開研究会(オンライン開催)『若手・中堅研究者共同研究シリーズ:専門職に関する調査研究③』

クリックすると大きくなります

◇参加申し込みおよび参加URLが届かない場合は必ず前日の(10/15)正午までにご連絡ください。土曜日は事務室閉室のため、当日お問合せいただいても返信できません。

◇参加申し込みを締め切りました。

下記の通り、公開研究会をオンラインにて開催しますので、ご案内いたします。

■日時:2021年10月16日(土)10:00~12:00

■場所:Zoomセミナーの為、全てオンラインで開催いたします。
              ※お申込みされた方に参加用URLを前日までにご連絡いたします

■テーマ:高等教育研究資源ナショナルセンター企画 
    若手・中堅研究者共同研究シリーズ:専門職に関する調査研究③

■講演者:立石 慎治(筑波大学)

■言語:日本語

■概要
 本研究は、中堅・若手が緩やかに問題意識を共有し、共通のデータを生成・共有しながら進める共同研究として企画されました。今後数回のシリーズを予定しております。
 本研究の主たる関心は、「専門職とは何か?」という問いを発端として、人々の意識からその実相を探索することを狙いとしています。加えて,制度的な専門職養成機関である大学,大学院などでの養成に関しても問うことを通じ,大学院拡充や専門職大学院などを行ってきた高等教育政策の検証もささやかながら手がけようというものです。
 今回は以下の報告を予定しています。

テーマ:専門職と倫理:大学教員に倫理観を求めるのは誰か
研究代表: 立石 慎治 氏(筑波大学)

概要:
 専門職の定義にはさまざまなものがあるが,概して倫理(綱領)と高い自律性は重要な要素のひとつとされている.専門職に高い自律性が認められるのは,職業集団内で機能する行動規範として高い倫理観を持ち,また自らその倫理に服するがゆえだが,同時に,高い自律性を認めうる側,すなわち,職業集団外からも当該職業集団への倫理に関する期待が投げかけられてもいる.こうした期待が,ある職業に高い自律性を認めうるかを左右しているのではないだろうか。
 共同研究「職業に抱くイメージに関する意識調査」のデータには,大学教員を含む各職業に対して「高い倫理観」が求められるか,専門職一般に「高い倫理観」が求められるか,各職業を専門職と思うかといった設問への回答や回答者の属性情報等が含まれている。最終的な目標をこれらの関連を明らかにすることに置きつつ,今回の報告ではその準備として各変数の分布の確認・記述を中心に結果を共有して議論することを行いたい。

研究会メンバー:
坂無淳(福岡県立大学),立石慎治(筑波大学), 中尾走(日本学術振興会特別研究員/広島大学大学院),原田健太郎(島根大学),速水幹也(椙山女学園大学),樊怡舟(広島大学大学院),松宮慎治(神戸学院大学), 丸山和昭(名古屋大学),宮田弘一(尾道市立大学),三上亮(広島大学大学院),湯川やよい(愛知大学), 村澤昌崇(広島大学)

■プログラム
10:00-      :挨拶 ― 村澤昌崇(広島大学)
10:05-10:50:研究報告−専門職と倫理:大学教員に倫理観を求めるのは誰か:立石 慎治(筑波大学)
10:50-      :討論
閉会の辞(最大12:00まで)
司会:原田健太郎(島根大学)

■その他
・本研究会は、高等教育研究資源ナショナルセンターの一環として開催されます。
・本研究は以下のJSPS科研費の助成を受けて開催しております。
 〇JP19H00621(研究代表者:小林信一,「知のオープン化時代の大学・科学相関システムの再構築」)
 〇JP20H01643(研究代表者:村澤昌崇,「EBPMの批判的検討を通じた高等教育政策・研究の高度化とEIPMへの展開可能性」)
 ○JP18K18651(研究代表者:村澤昌崇,「多様な使命と目的を同時最適化する卓越した大学モデルの探索」)
 ○JP18K12939(研究代表者:坂無淳,「高等教育におけるジェンダー・バランスの不均衡とその是正に関する実証研究」)
 ○JP20K02938(研究代表者:丸山和昭,「研究する実践家」のライフキャリアと質の保証-医師・教師・心理職の職種間比較研究」)
 〇JP20J14673(日本学術振興会特別研究員:中尾走,「高等教育政策を事例にしたEBPMの批判的検討」 )
・参加費は無料です(定員:30名)。
・本セミナーについては、ウェブ会議システム(Zoomミーティングを予定)を使用して実施いたします。開催時刻までにインターネット環境、PC等端末(Webカメラ、マイクが必要)のご用意をお願いいたします。
・Zoomにログインする時には、IDに姓名を使用してください。参加申し込み登録者のお名前と違う場合、入室を許可されない場合がございます。
・各自のPC機能等による講演・資料の保存は許可されておりませんのでご留意ください。
・前日までに参加方法のメールが届かない場合は、下記アドレスまでお問合せください。
 高等教育研究開発センター <k-kokyo(at)office.hiroshima-u.ac.jp>
 (at)を@に置き換えてください。