【情報提供:広島大学高等教育研究開発センター 大場淳准教授】
書評会のご案内『フランスのバカロレアにみる論述型大学入試に向けた思考力・表現力の育成』
(細尾萌子・夏目達也・大場淳編著、ミネルヴァ書房、2020年12月刊行)
昨今の日本では、大学入学共通テストへの記述式問題の中断など、高大接続改革は混迷をきわめております。本書では、200年近く論述試験を主体としてきたフランスの大学入学資格試験のバカロレア試験から、日本へのヒントを探ろうとしました。
バカロレア試験ではどのような思考力・表現力を測っているのか。論述型大学入試を誰がいかに実現させているのか。バカロレア試験で求められる思考力・表現力を中学校や高校でどう段階的に育成しているのか。本書はこれらの問いへの答えを示すことで、日本における大学入試や学校での教育実践を相対化し、別の選択肢を探ることをねらいとしています。
中学校や高校での思考力・表現力の育成や、大学入試におけるその評価について、みなさまとご一緒に議論する場を作りました。どなたでも無料でご参加いただけます。本書をお読みになった方も、まだお読みになっていない方も、ぜひご参加くださいませ。
◆テーマ
フランスの中等教育とバカロレア試験から何を学びとれるか
◆日時
2021年3月7日(日) 13:30~15:30(残りたい方は16:00まで自由討議)
◆方法
Zoomミーティング(オンライン)、途中参加・途中退出自由、定員80名(先着順)
◆スケジュール
報告① 細尾萌子(立命館大学)「本の趣旨と込めた思い:中等教育の立場から」
報告② 夏目達也(名古屋大学)「本の概要と示唆:高等教育の立場から」
指定討論 山村滋(大学入試センター)「日本の高大接続と照らしてどう読めるか」
討議 14:35~(司会:細尾萌子)
◆参加方法
2021 年 2月 28 日(日)までに、下記のgoogleフォームでお申し込みください。
詳細はメールでお伝えします。
当日資料はメール添付で事前に送付します。
◆開催者・お問い合わせ先
細尾萌子(立命館大学)
francegakkai2020[at]gmail.com
([at]を@に変換してください)