【情報提供者: 東洋大学FCE-GD科研チーム】
オンライン講座(Webinar)のご案内です。今後、海外からの留学生の招致、高度人材の受入れを促進する際に、重要な課題となりますので、是非ご参加ください。
<タイトル>
「学修歴・資格認証(FCE)と証明書の電子化」-海外における証明書電子化の最新事情-
<開催日時>2020年3月12日(木) 14:00-16:30
<開催趣旨>
外国で得られた学修歴・資格の認証と証明書類の電子化をテーマとして、公開研究会を開催します。欧米・オセアニアでは、証明書類の電子化が大きく進展しており、電子的な証明書類の取扱いを標準化するための「フローニンゲン宣言」が採択されています。例えば、オーストラリアでは、証明書類を電子化し、学生、大学間で送受信するために、MyeQualsというシステムが稼働しています。欧州、カナダでも証明書類の電子化が進むと同時に、複数の国の機関や団体が共同でシステム開発を進めています。
2018年2月に発効した「アジア太平洋地域における高等教育の資格の認証にかかわるユネスコ地域協定(東京規約)」に基づき、日本でも新たに高等教育資格の円滑な承認に資する情報を提供する組織として、2019年9月1日に国内情報センター(NIC)が開設されました(正式名称;高等教育資格承認情報センター)。日本が多様な国々から留学生や高度人材を受入れていくうえで、国際標準の学修歴・資格認証体制の確立は喫緊の課題となっています。
このたび、カナダ、オーストラリア、スウェーデンから専門家をお招きし、学修歴・資格にかかわる証明書類の電子化および電子化された証明書類が国を跨いで、どのように認証されているかという件に関する最新の動向を日本に紹介するため、公開研究会を開催いたします。
<ゲスト>
カナダ:Romesh Vadivel, Assistant Registrar and Director, Enrolment Services, McGill Universityオーストラリア:Andrew Trnacek, Chief Executive Officer, Higher Ed Services (My eQuals)
スウェーデン:Erik Johansson, Senior Credential Evaluator, Department of Qualifications Recognition, Swedish Council for Higher Education, ENIC-NARIC Sweden
<スケジュール>
1) Introduction (Shingo Ashizawa, Toyo University)
2) “Tokyo Convention and APNNIC” (Ayaka Noda, NIAD-QE)
3) “Laying Gutenberg to Rest – An European Perspective on Digitalization and Its Impact on the Recognition of Foreign Credentials.” (Erik Johansson)
4) “Digital credentialization in Australia and the continued development of MyeQuals” (Andrew Trnacek)
5) “ARUCC National Network project in Canada” (Romesh Vadivel)
6) Discussion and Wrap up
<Webinar申込は以下のサイトから>
https://docs.google.com/forms/d/1f1Fs7LNrDJSPfXtB-KsyxUNHIbmfbERswweGuOvSHRQ/viewform?edit_requested=true
申し込みされた方にはアクセス方法を前日16時までにお知らせします。本セミナーにおける海外ゲストの発表は英語でおこない、通訳は配置しない予定です。ただし、質疑や意見交換については日本語でも受け付けます。
<主催者等>
主催:東洋大学FCE-GD科研チーム(科研費国際共同研究強化(B)「国境を超える人材と資格・学歴認証の将来」代表者:芦沢真五)
共催:一般社団法人 持続可能な国際教育推進のための研究コンソーシアム(RECSIE)
後援:独立行政法人大学改革支援・学位授与機構(NIAD-QE)
記事のお問い合わせ先:
芦沢真五(東洋大学国際学部教授)
email: ashizawa@toyo.jp