10月31日(木)開催 第11回公開研究会『フランスにおける2021年バカロレア試験改革』

クリックすると大きくなります

以下のとおり公開研究会を開催いたしますので、ご案内いたします。

■日時:2019年10月31日(木)13:00~15:00

■場所:RIHE授業研究開発室112

■使用言語:フランス語(日本語通訳あり)

■テーマ:フランスにおける2021年バカロレア試験改革

■講演者:ピエール=ルイ・ゴティエ氏(名誉視学官)

■概要:世界の国々において、中等教育最後の試験は少年期から大人への移行を刻印するものである。フランスでは、200年来バカロレアがその役割を担っている。学習期間が長期化し、他方で職業の将来展望が不確実になる中で、その重要性は拡大し続けた。在学期間の長期化によって、学校教育の基礎的学修の認証時期が中等教育修了時に移っているのは確かである。しかし、今日においてもバカロレアは、中等教育と高等教育又は職業界とのインターフェイスの役割を同じように果たしているだろうか。現代社会の諸要求を前に、バカロレア試験の内容は多様化してきた。バカロレア試験の種類は増加し、進学・就職のいずれにせよ、進路選択の在り方が不明瞭になっている。これまでもバカロレア試験はその長い歴史の中で幾度もの改革を経験し、それは中等教育に大きな影響を与えてきた。最近の改革(2019年1月)は、政府最高機関で決定され、100年以上の歴史を有する構造の見直しを迫っている。同時にその改革は、強い反対にも遭っている。本セミナーでは、改革の現状を明らかにすることとしたい。

■その他
・参加費は無料です。
・当日はホームページ掲載用等に写真の撮影を行う予定ですので、ご承知おきください。

[trust-form id=21658]