記事概要:第2回 大学職員のための(I)Rゼミナール 開催報告
開催日時:2018年11月18日13:30~16:30
報告者:松宮慎治(D2、神戸学院大学職員)、中尾 走(D1)
11月18日(土),大阪大学中之島キャンパスにて,大学職員を対象とした第2回(I)R研修を開催させていただきました.
おかげさまで,当センターのサイトからの募集をさせていただきましたところ,募集開始からすぐに定員が埋まりました.募集締め切り後も,お問い合わせを多数頂きましてありがとうございます.
この度は,収容力の関係から残念ながらご参加いただけなかった方々には,継続して本企画を展開する予定ですので,どうぞご期待ください.
当日は,IRに使えそうなフリーソフトの紹介と運用の事例を皆様と共有させていただきました.第1回では,データの可視化に特化したExploratoryを用いたデータの魅せ方に重点を置いたのに対して,今回はそれだけでなく,Exploratoryの短所を補う部分を内容に組み込みました.
今回は,Exploratoryを用いてデータに触れるハードルを低くし、慣れることを強く意識した第1部,Exploratoryの短所を補うことを念頭に置き,RAnalytic Flowでの統計的検定を行った第2部,そしてRでコマンドを書くことのイメージを共有するための第3部という3部構成で開催いたしました.
第1部においては,基本的には“可視化“することを中心に,大学のデータを解りやすく“見せ(魅せ)“る・理解する技法を緩やかに共有させていただきました.インターネットの関係でソフトのインストールに時間がかかったりと,一部の方にはご迷惑をおかけしました.第2部では,RAnalytic Flowでのデータの可視化だけでなく,統計的検定を行いました.第1部で思いのほかソフトのインストールに時間がかかってしまい,第2部以降においては,駆け足での説明となった点,お詫び申し上げます.第3部では,RStudioを用いてコマンドを書くことによるデータの可視化,分析を行うということをご紹介させていただきました.研修中に分析ソフトがコロコロと変わってしまった為,混乱された方もいらっしゃったかと思いますが,一貫して研修中にテーマとして掲げておりましたのは,“まずはデータに触れるハードルを低くし,慣れること“です.
ご参加いただいた方々からは,貴重なご意見を頂戴しました.この場を借りて御礼申し上げます.今後頂戴した意見も反映させながら,内容をブラッシュアップさせていこうと存じております.
今後も各種データの“可視化“を通じた,平易なIRを,有志の皆様と共同で楽しく盛り上げていきたいと存じております.ご賛同いただける方は,是非ともご協力のほど,よろしくお願いいたします.