日程:10 月3 日(水)〜10 月6 日(土)
場所:ハーバード大学
目的:第29 代ハーバード大学長就任式及び祝賀会
出張報告者:渡邉 聡副学長(総合戦略担当)/教授
概要:10 月4 日(水)〜10 月5 日(木)に、当センターの渡邉聡教授が、越智学長代理として、第29 代ハーバード大学長就任式及び祝賀会に出席致しました。その様子をレポートしてくださっています。
10 月4 日(木)
新学長就任式前日に、Harvard Yard にあるWadsworth House において受付及びレセプションがあり、夜にはSanders Theatre で約3 時間にわたるMusic Performance とDesert Reception が催されました。Music Performance では,ハーバード大学教員らによるピアノ演奏、現役学生らによるクラシックアンサンブル、ハーバード・アカペラグループによる熱唱等があり、最後にBacow 新学長夫妻による挨拶で初日のイベントを終了しました。
10 月5 日(金)
午前8 時から10 時まで、Harvard Yard 外にあるScience Center Plaza 特設会場において、参加者全員との朝食会がありました。
お昼には、全参加者による昼食会がAnnenberg Hall で開催されました。昼食メニューとデザートは、Bacow 家に代々伝わるレシピをベースに作られたものばかりでした(Bacow 学長の奥様が書かれた説明メモが各テーブルに置かれてありました)。Bacow 学長が各テーブルをまわり挨拶されており、たまたま私に手を差し伸べてくださいましたので「Hiroshima University から越智学長代理として出席させて頂きました」とお伝え致しました。
午後1 時にはHarvard Yard のBoylston Hall で各大学の参加者がキャップとガウンに着替え、控え室で1時間近く待機しなければなりませんでしたが、米国内外の多くの大学の代表者と談笑する素晴らしい機会となりました。新学長就任式には280 を超える大学の代表者が参加し、Harvard Yard での行進では創立年順に入場。11〜12 世紀に創立されたオックスフォード、ケンブリッジを先頭に、ヨーロッパの大学、米国内ではハーバード大学の次に古いイェール大学等が入場し,広島大学は188 番目の入場となりました。日本からは、広島大学以外は、東京大学、京都大学、慶應義塾大学、早稲田大学から各代表者(副学長)が出席されておられました。
マサチューセッツ工科大学のRafael Reif 学長によるGreetings やマサチューセッツ州知事、歴代学長によるスピーチ等もあり,当日のHarvard Yard には関係者以外は入ることが出来ず、かなりの厳戒態勢でした。Bacow 学長によるInaugural address はウィットに富んだ笑いあり、感動ありの内容でした。なお、当日のBacow 学長のInaugural address は,ハーバード大学のHP でも閲覧することがきます。
また、偶然なのですが、私がColumbia University Teachers College の比較国際教育学修士課程時代にお世話になった主指導教員が、現在ではColumbia Teachers College の学長となっており、久々の再会を果たすことができました。
就任式の最後の締めくくりに、Harvard Marching Band が入場し、お祝いムードを盛り上げましたが、そのマーチングバンドの中に、今夏、山脇教授のラボに配属されていたChristopher Chen 君がおり、こちらも思いがけず嬉しい再会となりました。就任式終了後は、Harvard Yard が学生らにも解放され、Bacow Block Party と名付けられた盛大な屋外パーティが開催されました。