3月17日開催【東京】アメリカの研究大学モデルに関する国際シンポジウム「カリフォルニア大学バークレー校の経営戦略 ―グローバル化時代の新たな大学のあり方を求めて―」のご案内(東京大学)

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【情報提供者:東京大学大学経営・政策コース  福留 東土准教授】

アメリカの研究大学モデルに関する国際シンポジウム
「カリフォルニア大学バークレー校の経営戦略
―グローバル化時代の新たな大学のあり方を求めて―」

【日時】2018年3月17日(土)13:30~17:00
   (終了後、情報交換会)
【会場】東京大学本郷キャンパス福武ラーニングシアター
    アクセスは以下をご覧下さい。http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/
【主催】東京大学大学院教育学研究科大学経営・政策コース

同時通訳付・一般公開・参加費無料

【第1部】 「新たな研究大学モデル」
ジョン・ダグラス氏(カリフォルニア大学バークレー校高等教育研究センター上席研究員)
「新たな旗艦大学モデルーワールドクラス・ユニバーシティに代わる新たなパラダイム」(New Flagship University Model: Antidote to the World Class University Frenzy)

コメンテータ
山本眞一氏(桜美林大学教授)

【第2部】「UCバークレー校の経営戦略―UCバークレー集中講義の成果発表」

「カリフォルニア大学の財務戦略」
長野 公則(国際公認投資アナリスト(CIIA)/ 大学経営・政策コース博士課程修了)

「大学支援における同窓会の役割」
野村 由美(大学経営・政策コース修士課程)

「UCバークレーの入学者選抜制度と日本への示唆」
廣中 洋祐(明治学院大学入試センター/ 大学経営・政策コース修士課程)

「学習成果アセスメントに基づく内部質保証サイクルの考察―カリフォルニア大学バークレー校の取組を踏まえて―」
河本 達毅(文部科学省高等教育局大学振興課/ 大学経営・政策コース修士課程)

「バークレーの研究戦略と研究支援」
岩崎 琢哉(大阪大学経営企画オフィス/ 大学経営・政策コース修士課程)

【情報交換会】
17:30~19:00 福武ホール・UTカフェ
会費:3000円(当日受付)

【参加申し込みについて】
参加希望の方は3月12日(月)までに、①ご氏名、②情報交換会参加のご希望、をお書きの上、
以下までEmailでお申し込み下さい(当日参加も可能です)。
大学経営・政策コース事務室  daikei@p.u-tokyo.ac.jp
TEL/FAX  03-5841-3993

【開催趣旨】
 本国際シンポジウムは、東京大学とカリフォルニア大学バークレー校が全学レベルで締結している戦略的パートナーシップ・プログラムの一環として開催される。バークレーの高等教育研究センター上席研究員のジョン・ダグラス氏を招聘し、氏が提唱されている新たな旗艦大学モデル(New Flagship University Model)について講演いただく。
 “Flagship University”とは一般に米国の各州を代表する研究大学またはその主要キャンパスを指す。 “New Flagship University Model”とは、伝統的な“Flagship University”の概念を超えて、研究開発と人材育成、地域や国家に対する貢献、社会に対する教育機会の幅広い提供などの大学の使命を、研究大学がいかに多元的に果たしていくかという課題に関する新たな概念である。ダグラス氏は、国際大学ランキングにより喧伝される一元的な価値指標を重視することによって大学の使命や活動が外的に規定される状況を乗り越え、大学がより大きな自律性と資源を保持し、自己改善と客観的根拠に基づいた経営を行う学内文化を醸成することを主張している。
 シンポジウムでは同講演に加えて、これまでUCバークレーキャンパスにおいて教育学研究科が2度にわたって開講してきた海外集中講義「比較大学経営論」に参加した大学院生・修了生より、バークレーの経営と教育に関するテーマについて研究成果発表を行う。グローバルな環境下で改革を進める日本の大学に対する多くの示唆を提示できるものと考えている。
 山本眞一桜美林大学教授にコメンテータをお願いし、日本の高等教育政策との関連から議論を深めたい。

記事のお問い合わせ先:
福留東土(大学経営・政策コース准教授)
fukudome@p.u-tokyo.ac.jp