記事概要:HER2017開催報告
開催日時:2017年9月26日~28日
会場:広島大学 東広島キャンパス 学士会館 レセプションホール等
2017年9月26~28日の三日間に亘って、RIHEは第14回高等教育改革国際ワークショップ(International Workshop on Higher Education Reform、以下HER)を開催した。このワークショップは世界各地で回り持ちで開催されており、昨年度はアイルランド・ダブリンで、今年度は広島大学が開催校となり、学士会館を会場とした。
高等教育の政策改革とその他の主要な変化に関する様々な側面に焦点を当てることを目的に、2003年にカナダのブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)のCentre for Policy Studies in Higher Educationにおいて立ち上げられたHERは、毎年、高等教育の最新の動向を反映したメインテーマが定められる。第14回目となる本年度は「Enhancing Performance and Productivity in Higher Education」と主題を定め、世界的に活躍する研究者が集う機会となった。国内からも、高等教育研究に関して多様な観点から研究を行う研究者が参加し、RIHEにとっても新たなネットワークを広げる契機となった。
ワークショップには世界14国(日本を含む)から60名(うち外国から36人)の参加があり、各国や地域の文脈を踏まえ、高等教育の改革とその他の主要な変化についての研究を深め、本年度のテーマである高等教育のパフォーマンスと生産性に関して活発な議論が行われた。ワークショップは、開会行事に続いて、基調講演3、パネルセッション2、自由報告30で構成され、2名の報告者による結論と次回開催校(於バルティモア)の案内で終わった。
ワークショップ終了後には、東広島観光協会のボランティアガイドと共に、西条駅前の酒蔵通りの観光を行い、西条の文化と歴史に触れる機会を提供した。