【情報提供者:九州大学次世代型大学教育開発センター 岡村 香世子氏】
関係者各位
平素より大変お世話になっております。
このたび、九州大学基幹教育院では、教育関係共同利用拠点として文部科学省から認定され、
その実施組織として「次世代型大学教育開発センター」を設置いたしました。
(川島啓二・センター長、小湊卓夫・事務局長)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigakukan/1360542.htm
本拠点組織の特徴としては、
1.基幹教育の成果を踏まえた、科目開発(リベラルサイエンス)
2.アクティブ・ラーニング技法や新任教員研修の教授法
3.アドミッション、IR,カリキュラムに関する 専門職員養成
の三本柱から構成されております。
今後、多様な FD・SD研修会(ワークショップを含む)を提供いたしますが、このたび、その一環としてPBL(Project-based Learning(課題基盤型学習))ワークショップを下記のとおり開催いたします。
短期間のご周知ではございますが、幅広くご関心の方々のご参加を歓迎いたします。
なお、本研修会は、広く学外にも参加を呼びかけております。
記
日時: 平成29年2月23日(木)13:30-15:30
会場: センター1号館 1402室
講師: 吉田香奈(広島大学 教育本部准教授)
演題: 「教養教育におけるシナリオ型PBLの実践」
対象: 学内教職員、学外の大学関係者
趣旨: 「問題」を見出し、グループ学習を通じての文章化や構造化を通して問題発見力や批判的思考力の向上を目指す「Problem-based Learning(問題基盤型学習,問題立脚型学習)」と、実践的な課題解決の「場」におけるプロセスを通して、グループの構成員の問題解決能力やコミュニケーション力の向上が期待される「Project-based Learning(課題基盤型学習)」は、前者がすでに医学、薬学、看護学等でかなりの歴史を持っていることからも、学生の主体的な学びを促進する教育方法としては、すでに古典的な部類に入るのかもしれません。大学によっては、全学で取り入れているところもあります。ただ、他のアクティブラーニング手法と比べて特徴的なことは、その実施単位が、個別授業を越えて、教育プログラムやカリキュラムとして実装化されることが多いため、授業改善とカリキュラム開発とを一体的に進め、プログラムとしての学修成果の達成やその可視化を図る上では、その全体的な理解と効果的なスキルの習得が合わせて求められるでしょう。この度、初年次の全学科目として、問題基盤学習としてのPBLを導入されている広島大学の事例に学び、合わせてPBLのためのファシリテーション・ワークショップも体験していただくことで、PBLを活用するための一助となる機会を設けることといたしました。ご関心のある皆様のご来場をお待ちいたしております。
(次世代型大学教育開発センター長・川島啓二)
内容: シナリオ型PBL授業として展開されている、広島大学の全学必修初年次科目である「教養ゼミ」についての、その目的、内容、方法、評価についての紹介とワークショップの体験。
定員: 30名(先着順)
参加費: 無料
申込方法:メールによる事前申し込みが必要です。
メールにて件名を「2/23シナリオ型PBLワークショップ参加申し込み」とし、
①氏名(よみがな)②所属・部署 ③職位 ④参加動機(簡単に)明記の上、
以下までお申込みください。
<申し込み・お問い合わせ先>
九州大学基幹教育院 次世代型大学教育開発センター 岡村
〒819-0395 福岡市西区元岡744 九州大学基幹教育院 センター3号館3104号室
TEL: 092-802-5831 MAIL: kyoten@artsci.kyushu-u.ac.jp
(締め切り)平成29年2月20日(月)16時まで
※ただし、定員に達した時点で申込みを締め切らせていただきます。ご了承ください。