以下のとおりフォーラムを開催いたしますので、ご案内いたします。
- ■情報提供者
- 九州産業大学 一ノ瀬大氏
- ■日 時
- 平成28年7月2日(土)14時00分~17時00分
- ■場 所
- 1号館 2階 S201番教室
- ■対 象
- ①本学の教育職員(各学部10名以上)
②本学の事務職員(各部所から3名以上)
③高校教職員、④中学校教職員、⑤他大学、一般など
- ■趣 旨
- 昨今、高等学校及び大学などの教育機関では、教育の質的転換、質の保証及び質的向上を実現するため、様々な 教育方法の改善に取組んでおりますが、その手段の一つとしてICT(情報通信技術)を用いた教育・学習環境の整備を行っている教育機関が多くなっているの ではないでしょうか。
このICTを用いた教育につきましては、様々な場所で議論され、生徒・学生の主体的な学びや協働的な学び(アクティブ・ラーニングなど)において、効果的であると言われております。
これまでも、ICTを用いた教育・学習支援として、ポータルシステム、タブレット、eラーニング、反転授業、クリッカー、ポートフォリオなどが導入・整備 されており、教育環境は変化しておりますが、予算の確保、教材の開発、学習効果、評価方法及びセキュリティ対策など、まだまだ課題が多いのも現状だと思い ます。
ICTを用いた教育の今後を考えてみますと、「日本再興戦略」、「第二期教育振興基本計画」及び「中央教育審議会の答申」に記載されているとおり、ICT を活用した協働型・双方向型の授業改善、教育用システムや電子黒板等の環境整備、教職員のICTを活用した指導・支援力の向上、ICTを活用した業務の効 率化及び生徒・学生を有害情報から守るためのセキュリティ対策などを推進していくことが必要だと考えます。
本学においても、ICTを用いた教育・学習支援につきましては、従来のポータルシステム、講義記録システム、クリッカー、eラーニング、学内の全教室に Wi-Fi完備及びポートフォリオ(一部の学部)などに加えて、本年度から、ICTを用いた教育・学習環境の大幅な充実を目的として、教育システムの改修 及び電子黒板の設置などを行いました。
ただし、学習効果や評価方法などを念頭においた活用方法には、まだまだ課題を多く抱えていると言わざるを得ない状況です。また、高大接続の観点からも議論が必要であると思います。
今後の教育・学習支援を含めた学習環境を充実させるためには、「ICT」がキーワードの一つとなることから、今回のフォーラムでは、『高等学校と大学の ICT教育』をキーワードとして、経験豊富な講師による基調講演及びICT教育の実践事例などを踏まえて、幅広く議論を展開し、参加された皆様との共通認 識を深め、教育現場での課題解決への次の一歩を明らかにできればと考えております。
最後に、今回のテーマは、「ICT教育の魅力~ICT教育の実践事例から~」として、基調講演には、小樽商科大学の大津晶先生と隠岐國学習センターの大辻 雄介先生を、実践事例発表では、N高等学校の中島武先生をお招きして開催いたしますので、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。
- ■プログラム
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1.学長挨拶(14:00~14:05)(5分) 山本 盤男(九州産業大学長) 2.講演① (14:05~14:45)(40分講演) 大津 晶 氏(国立大学法人小樽商科大学 商学部社会情報学科 准教授) 3.講演② (14:45~15:25)(40分講演) 大辻 雄介 氏(隠岐國学習センター 副長兼ICT教育ディレクター) ― 休 憩 ― (15:25~15:35)(10分) 4.実践事例の発表(15:35~16:15)(40分) ①九州産業大学 下川 俊彦 氏(総合情報基盤センター所長)(20分) ②学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校 中島 武 氏(理事)(20分) 5.パネルディスカッション(16:15~17:00)(45分) テーマ:「ICT教育の魅力~ICT教育の実践事例から~」 パネリスト:4名 ①大津 晶 氏 ②大辻 雄介 氏 ③中島 武 氏 ④下川 俊彦 氏 コーディネーター: 聞間 理 氏(九州産業大学 経営学部教授) 6.閉会挨拶 秋山 優(九州産業大学 教務部長)