在学生修了生からのメッセージ

大学院の授業は準備が大変で,文献を読むのにもレポートを書くのにも時間がかかり,最初はとても苦労しました。しかし,研究室の様々な年代の先輩や後輩と議論を重ねながら真剣に学習に取り組み,ときには花見やバーベキューなどを楽しみながら,アットホームな雰囲気の中で学生生活を送ることができました。センターの先生方は研究分野や課題に応じて,総合的にバックアップしてくださいました。大学院教育を受け,研究活動に従事することにより,教員の大学院教育や研究活動への理解の仕方が変わりました。時間の使い方や,論文作成などの研究活動の成果の出し方などは,知らない者にとっては理解が困難です。私にとって大学院修学で得た知識や経験は,大学職員として今後業務を行う上で,職員と教員と学生といったステークホルダー間の共通理解を深め,協働を図る上で貴重な財産になりました。(修了生:大学職員として勤務)


「大学について研究する」とはどういうことか?センターでの学びはこの問いに答えを出すプロセスでした。大学に関する基礎知識の修得はもちろんのこと,研究対象の選び方や分析の仕方,自分のアイディアを具体的成果につなげていく方法,学びたいことや課題が見つかった時どう対応していくか等々・・・自分の「これから」につながる様々なことを学ぶことができました。アットホームな雰囲気を持ちつつも,学びたい!と思った時にしっかり応えてくれる先生や職員さん,そして仲間がいるのが高等教育研究開発センターです。勤務大学で,研究者として,そして大学人として,研究や業務を遂行するときにセンターで学んだことが前へ進む力になっています。(修了生:大学教員として勤務)


当専攻では「大学」について様々な視点・角度から幅広く学ぶ機会が開かれています。学生の取り組むテーマも様々です。一つの事象も見る角度や方向を変えるとさまざまな見え方をし,様々な議論が成り立つということを学びました。自分の議論したいことを論理的に組み立て,それを他者に説得力を持って伝えられるようになること,修士論文の執筆はその訓練のプロセスだと思います。高等教育についての知識を習得することはもちろんですが,論理的思考力を養い,鍛えることが,大学院で学ぶ大きな意味だと思っています。そうやって培われた能力こそが,今後の職業人生における様々な場面で自分の力になってくれると信じ,日々研究に励んでいます。毎日,大学で目前の仕事への対応に追われていると,視野が狭くなりがちで,幅広い視野で物事を考えられなくなるということではないでしょうか。大学院への進学は,大学という自分の職場を一歩下がって客観的に見つめ,それについて深く考える良い機会です。授業で学ぶ理論が自分の職員としての大変と結びついた時,まるでバラバラだったパズルの形がだんだん見えてくるような喜びもあります。(在学生:現職大学職員)