センター長の挨拶 

高等教育研究開発センター長 大膳 司

 

当センターは、1972年に設置されて以来、約半世紀間、世界の高等教育のあり方について、歴史学,経済学,人類学、比較社会学,教育工学など多様な視点から調査研究を蓄積し、研究員集会や国際シンポジウムを通じて、その成果を、日本ばかりではなく、海外への発信に努めて参りました。今後とも、高等教育システムの改革および個々の高等教育機関の改革を進める上で役立つ研究成果の発信に努めていきたいと思います。

現在、知識基盤社会の進展に伴って高等教育に対する社会的期待はますます高まっています。しかしながら、日本における個々の高等教育機関を取り巻く状況は、18歳人口の減少、グローバル経済の進展、在籍者1人当たりの公財政教育支出費の低さなど、厳しさを増しています。当センターでは、日本における高等教育システムの現状・課題を明らかにし、早急な対策を提言していくため研究を進めていきたいと思います。

また教育面では、大学院教育を通じて、最先端の高等教育の知識技能の普及に努めてきました。これまで同様、時代の要請にこたえられる高等教育の研究者、管理者、専門家の養成にも携わっていきたいと思います。

これらの活動は、センター設立以来、関係者皆様のご理解とご協力によって支えられてきました。今後、当センターを取り巻く状況は決して楽観的なものではありませんが、これらの過去の活動・成果に自己満足することなく、スタッフ一同努力するつもりであります。

当センター関係者の皆様には、今後ともこれまでと変わらないご支援・ご鞭撻をお願いいたします。

2017年4月