BEVIのワークショップのご案内(琉球大学・広島大学・創価大学)

【情報提供:広島大学 西谷 元副理事(スーパーグローバル大学創成支援事業担当)】

グローバル化推進のため、近年、海外留学プログラムを充実し、海外派遣学生数を大幅に増加させる大学が増えています。他方、多様な形態の留学 (語学・異文化学習・交換/長期・短期)が実施されるに従い、派遣学生の学習成果の可視化また留学プログラムの効果を客観的に評価することが、各方面から求められています。

事後の主観的アンケートに基づいた「評価」に替わる評価手段として,米国を中心に約60の高等教育機関で広く取り入れられているBEVIの日本語版(BEVI-j)を広島大学で作成しました。
広島大学高等教育研究開発センター 高等教育研究叢書137号
私学連盟 大学時報No.380 「海外留学体験の効果測定への取り組み」

留学プログラム事前・事後にBEVIを受験してもらうことにより、留学プログラムによる変化を明示できるようになりました。また、広島大学の全新入生に受験してもらったところ、各学部・学科ごとの相違、留学プログラム参加者と非参加者の違いも明確になりました。BEVI-jを利用する大学も,琉球大学,創価大学、関西大学、龍谷大学,筑波大学、上智大学、福岡女子大学などに拡大しており、各大学で実施された件数も10,000を超え,興味深いデータが多数集まっています。

昨年までの一連のシンポジウム、ワークショップに続き、ジェームズ・マディソン大学(米国)から,開発者であるCraig N. Shealy教授を再度お迎えし,実際に導入する大学,また担当される教員・職員の皆様のために,分析ツールの詳細,データの解析などについてご講演いただくとともに,実際に各大学で実施したテスト結果を用いた解説を行う予定です。

これらのセミナーは,各大学またShealy教授のご厚意により,他の大学にも公開することが可能となりましたので,JASSOセミナーを含めこれまでBEVIのワークショップ等に参加された先生方に、改めて案内させていただいています。

つきましては,ご多忙の折とは存じますが皆様のご参加を心よりお待ちしております。

※BEVI(Beliefs, Events, and Values Inventory)は,グローバルコンピテンシー,留学・学習の成果の客観的測定・評価手段として,IDIやGPIなどとともに,ミシガン州立大学、パデュー大学など米国を中心に約60の高等教育機関で広く取り入れられているテストです(ミネソタ州立大学 Assessing Education Abroad Outcomes: a Review of the BEVI, IDI, and GPI /BEVI:www.thebevi.com)。

◆ 琉球大学
日時: 2018年12月10日(月)13:00~14:20:14:30~
会場: 琉球大学共通教育棟1-118教室
プログラム: BEVI-J セミナー in 琉球大学
「留学・学習の成果の客観的分析・質保証(BEVI-j)」
BEVI の基本を押さえつつ、琉球大学での海外文化研修、国際交流プログラム等での測定結果を基に、以下の説明とディスカッションを行います。
・BEVI実施のフローチャート
・レポートの種類・各スケール・尺度の意味
・EI理論・心理統計学
・グループレポートの分析(広島大学1年生データとの比較を含む)
・分析結果をどのように活用できるのか
講師:Craig N. Shealy教授 (James Madison University),
   西谷 元 広島大学副理事(SGU担当)・教授)
言語: 英語
(アクセス)琉球大学アクセス 
キャンパスマップ *25番の建物 
●参加申し込み:(Google Forms): https://goo.gl/pRLfSB

◆ 広島大学
日時: 2018年12月12日(水)10:00~12:00
会場: 広島大学学生プラザ4階 多目的室
プログラム: BEVI-jデータの解釈・活用
  (BEVIのより高度な利用方法を中心としたワークショップ)
講師: Craig N. Shealy教授 (James Madison University/BEVI)
言語: 英語
(アクセス)
  〒739-8511 東広島市鏡山一丁目3番2号
  アクセス/キャンパスマップ  
●参加申し込み:kokusai-senmon@office.hiroshima-u.ac.jp
   申込期日:12月7日(金)

◆ 創価大学
日時: 2018年12月 13日(木) 10:00~16:00
会場:創価大学中央教育棟12階 第8会議室
プログラム:創価大学セミナー
     「留学・学習の成果の客観的分析・質保証(BEVI-j)」
午前 BEVIの基本 (主として日本語によるBEVIの構造・使用方法の紹介)
午後 BEVI-jデータの解釈・活用
 BEVI の基本を押さえつつ、BEVIの基礎となっている理論、実際に各大学での測定結果を基に、以下の説明を行います。
 ・どのように分析結果が示されるのか
 ・個人レポートの例・活用方法
 ・グループレポートの例
 ・グループレ内・グループ間・プログラム前後の相違
 ・分析結果の活用
講師:Craig N. Shealy教授 (James Madison University)
   西谷 元 広島大学副理事(SGU担当)・教授)
言語: 英語/日本語
(アクセス)
〒192-8577 東京都八王子市丹木町1-236
アクセス/キャンパスマップ   
●参加申込:以下よりお申込みください。
  https://goo.gl/forms/TkuVs5uG2hraiwOV2