1月12日(木)第4回公開研究会『日本植民地時代における台湾の高等教育 -専門学校及び師範学校の誕生とその発展-』のご案内

以下のとおり公開研究会を開催いたしますので、ご案内いたします。

■日時
平成29年1月12日(木)15時~17時
■場所
RIHE授業研究開発室
■テーマ
日本植民地時代における台湾の高等教育 -専門学校及び師範学校の誕生とその発展-
■講師
湯 暁蒙氏(中国・広州大学高等教育研究所・准教授)
■概要

日本植民地時代における台湾の「学制」の経緯から見れば、日本の植民地の支配者が、主に「実業教育」と「愚民主義」に従って、植民地の高等教育の発展を遅らせており、また教育を受けた台湾の民衆が独立意識の向上を防いでいる。そのため、台北帝国大学設置前、台湾の高等教育が主に専門学校と高等課程を持った一部の師範学校から構成されていた。専門学校が台湾高等教育のルーツである。1919年に医学専門学校の設立以降、農林専門学校、商業専門学校、工業専門学校、私立女子専門学校などが設立されて日本植民地時代における台湾高等教育の重要な高等教育機関だったといえる。
また、1943年に、4校の師範学校が短期高等教育機関に昇格し、高等師範教育機関になるとともに、台湾高等教育の重要な部分になった。本講演は台湾の「学制」に注目し、専門学校と師範学校の設立とその発展の経緯を考察しようとしている。

■使用言語
日本語、質疑の際、日中通訳もある 
■申し込み
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