1月19日開催 「文理融合型科目開発のための授業見学&ワークショップ」のご案内 (平成28年度文部科学省教育関係共同利用拠点実施事業)

[情報提供:九州大学次世代型大学教育開発センター(教育関係共同利用拠点)]

本年7月に、九州大学基幹教育院は「教育関係共同利用拠点」として文部科学省から認定され、その実施組織として「次世代型大学教育開発センター」を設置いたしました。教育関係共同利用拠点とは、多様化する社会と学生のニーズに応えつつ質の高い教育を提供していくために、各大学の有する人的・物的資源の共同利用等を推進するものです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/daigakukan/1375506.htm

今後、本学からは多様な FD・SD研修会(ワークショップを含む)を提供いたしますが、このたび、その一環として、九州大学における「基幹教育」の成果を踏まえた授業見学及びワークショップを本センター・リベラルサイエンス開発モジュールより下記のとおり提供いたします。
新年早々ではございますが、幅広くアクティブラーニング、協同学習等にご関心の方々のご参加を歓迎いたします。
なお、本研修会は、広く学外にも参加を呼びかけております。

「文理融合型科目開発のための授業見学&ワークショップ」
~「課題協学科目」の実践から~

【趣旨】
 九州大学では、生涯にわたり自律的に学び続ける「アクティブラーナー」の育成を掲げ、平成26年度から全新入生を対象に「基幹教育」を開始しました。
基幹教育の特徴的な科目である「課題協学科目」では、専門分野の異なる3名の教員が1つのクラスを担当し、各々異なった視点から教室テーマに沿い、かつ、グループ学習に適した題材(協学課題)を提供しています。異なる学部から集まった学生は、協学課題を考えるために必要な講義に加え、主に個人演習やグループ学習・活動を実施しながら、題材に対する学びを深めますが、これは、特に、幅広い視野を持って問題を発見する姿勢、問題解決を目指して学び続ける態度と技能、専門を異にする他者と協働できる能力を養うことを目的としています。
「課題協学科目」では、アクティブラーニングの手法やプレゼンテーション技法などさまざまな教育手法が実施されており、また、理系文系を問わないリベラルサイエンスの視点を培うことを目指して、九州大学独自のシステムである3名の教員チーム(MagisTORES(マギストレース))による授業デザイン構築・担当体制、および、学部学科が混在したクラス編成を行っています。
今回は、このような先駆的な科目開発の実践例である「課題協学科目」について、平成28年度後期に実施されている実際の授業を見学して頂く機会と、「課題協学科目」の設計、運営、さらに、講義手法に関するワークショップを開催し、本科目を広く知って頂くとともに、皆様の科目開発の一助となる機会を設けることにしました。

【日時】平成29年1月19日(木)13:00~16:30
   13:00     集合(センター3号館1階 3105・3106セミナー室)
   13:00~13:30 趣旨説明等
   13:40~14:20 公開授業(各教室)
   14:45~16:30 ワークショップ

【会場】九州大学伊都キャンパスセンターゾーン・センター3号館1階
   3105・3106セミナー室(集合場所)
(福岡市西区元岡744 九州大学伊都キャンパス)
https://www.kyushu-u.ac.jp/f/28564/ito_jp.pdf
※上記キャンパスマップの60番です。

【講師】
古屋 謙治(九州大学基幹教育院教授、基幹教育実施班・課題協学科目班班長)
川島 啓二(九州大学基幹教育院教授、次世代型大学教育開発センター長)

【定員】30名(先着順) 参加費:無料

【対象】大学教職員、高校教職員等をはじめ「文理融合型科目開発」に興味をお持ちの教育関係者

【参加申込】
   kyoten@artsci.kyushu-u.ac.jp 宛てメールにてお申し込みください。
なお、件名を「1/19参加申込み」とし、
(1)氏名
(2)所属機関・部署
(3)役職
(4)参加動機(簡単に)
を明記の上、担当「岡村」まで、お送りくださいますようお願いいたします。

【締切】1月16日(月)17:00(ただし、定員に達し次第、受付を終了します。)

記事のお問い合わせ先: 九州大学次世代型大学教育開発センター(教育関係共同利用拠点)
Mail:kyoten@artsci.kyushu-u.ac.jp